2010年4月19日月曜日

いくら正しい意見でも・・・・


いつもパターン化してるブログですが、なんとなく今日は勉強からいこうと思います。
「知の難きに非ず、知に処するは則ち難し」
(本文引用)
物事を知ることは難しいことではない。難しいのは、知ったあとでいかに行動するかにある、という意味である。いまふうにいえば、情報を入手するよりも、その情報をどう生かすかが難しいということだろう。

鄭(てい)の武公が、胡(こ)を攻略しようとしたときのことである。
武公はまず自分の娘を胡の王に贈り、胡王の機嫌をとっておいてから部下を集めていった。「領土を拡張しようと思うが、どの国から攻めたものだろうか」。すると、関其思(かんきし)という重臣が答えた。「胡の国がよろしいでしょう」それを聞いた武公は、「胡は兄弟の国である。それを討てとは何事か」と烈火のごとく怒って、関其思を処刑してしまった。この一件を伝え聞いた胡王は、安心して鄭に対する警戒を緩めた。
それから間もなく鄭はなんなく胡を攻略したという。
どうせ討つなら、鄭王の娘をもらって油断している胡を討てという関其思の意見は正しい。しかし、いくら正しい意見でも、自分の置かれた立場、状況を考慮に入れずに発言するなら、かえって自分の身を危うくする。情報はその使い方、生かし方が大切なのである。これは、いまも昔も変わらない。
(ここまで)

一つ言えるのは関其思は処刑され損ですよね・・・。
もともと攻めるために娘贈ったわけやし、油断させるための処刑って。
答えや正解はタイミングによっては「利」にも「損」にもなるし、状況雰囲気によっても大きく変わります。
「うまいことやる」ってのはあんまり好きではないですけど、頑張ったのにタイミング次第で「損」するのは悲しいっすもんね♪♪
さっきの話の中でも、結局集められた部下のうち答えた人間だけが処刑され、まわりにいた答えなかった人間は生きてるってことが悲しいですよ・・・。

逆にいえばいくら間違った答えでも空気次第では正解になるってところでは、現に恐ろしいことになりました。
なんとも言えないですが、違うことは違う、正しいことは正しいで行動していこうと思います。

ゆうすけ