2014年12月2日火曜日

開業資金②




みなさんお疲れ様です☆


前回から開業に掛かるお金について

解説しておりますが、今回は2回目になります♪




前回は開業資金で一番大きい物件に掛かる費用に

ついて説明しましたが、通常なら数千万円以上かかる費用を抑える方法として、「居ぬき物件」

を利用するという方法があります。


うまく利用すれば数百万・・・ いや、それ以上の費用を抑えられる可能性があります☆


不動産業者さんでもこの 「居ぬき物件」を専門にしているところもありますね。


でも・・・  居ぬき物件と言っても無条件で費用が抑えられる訳ではありません。

時々聞く話で、「居ぬき物件だから契約して工事を始めたのに、結局スケルトンと変わらない

くらい費用が掛かった」 といったことがあります。


なぜこの人はこうなってしまったんでしょう??


答えは、この人が契約したこの物件が 「使えない居ぬき物件」 だったからです。


居ぬき物件は以前に飲食店として営業していた店舗をほぼそのまま引き継ぎ、看板替えなど

最少のリフォームでオープンするっていうのがいいんですが、使えると思っていたものが結局

使えなかったといったことが時々あります。


例として、使えると思っていたエアコン、冷蔵庫などが壊れていた、新しい厨房機器を入れる

のに電気、水道、ガスなどの基礎工事が必要になった、厨房の防水加工がされておらず、防水

工事が必要になった、ダクトなどの排煙装置が不十分で追加工事が必要になった、ホールの

レイアウトを変えようとしたが、壊そうとした壁が構造上壊せない物だった・・・・などです。



エアコン、厨房機器などを買い替えると100万円位は軽く掛かりますし、基礎工事や、防水

工事なども内容によっては100万では済まないこともあります。


こういった失敗をしない為には、居ぬき物件といえども慎重に選ぶ必要がありますね☆

ポイントは、「どれだけ使えるものが残っているか?」 です。

不動産業者さんは、「あれも、これもあってお得ですよ!」 って言うかもしれませんが、あなた

にとって必要無い物しかないのなら、その物件の価値は無いと思います。


初めて飲食店を開業する人にはこの辺が難しいと思いますが、そんなときはご相談下さい☆


ちょっと長くなってきたんで今回はここまで。



次回に続きます☆
                                        フミヤ